投資の世界には、様々な方法があります。
少し慣れてくると、

もっと短い時間で利益を狙うにはどうしたら?
なんて、色々な手法が気になるようになることも。
今日は、そんな「短い時間で取引を繰り返す」手法の一つ、FXの「スキャルピング」について、少しだけマニアックに深掘りしてみたいと思います。
スキャルピングって聞くと、なんだかプロがやる専門的で難しいイメージかもしれません。
今日はあえて、この「ゆるくない」手法に少しだけ焦点を当てて、どんなものなのか、私たち主婦の視点から考えるべきポイントは何なのか、超入門的に解説していきますね。
FXのスキャルピングってどんな手法?なぜ気になるの?
まず、FXのスキャルピングとはどんな手法なのでしょうか。
スキャルピングとは、数秒から数分という非常に短い時間で通貨の売買を繰り返し、一度の取引で小さな利益を積み重ねていく手法です。
一日で取引を終えるデイトレードや、数日から数週間かけて行うスイングトレードよりも、さらに短い期間で決済するのが特徴です。
なぜ、この短い取引が気になるのでしょうか?
主婦の視点から考えると、

短い時間で利益を出せるかもしれない

スキマ時間でできるかも?
と思って興味を持つ方がいるかもしれません。
短時間で集中してパッと終わらせる、というイメージは、忙しい毎日を送る私たちにとって魅力的に映るのかもしれませんね。
しかし、実際は、一回の取引が短くても、チャンスを待つ時間や、集中してチャートを見る時間、そして素早い判断と操作は不可欠です。
ここが、後で詳しくお話しする、「ゆるくない」理由でもあります。
スキャルピングは「ゆるくない」?主婦が知っておきたい現実
はい、結論から言うと、スキャルピングは「ゆるくない」手法です!
宝くじ感覚の「ゆる投資」とは、性質が全く異なります。
その理由はいくつかあります。
高い集中力が必要
数秒から数分の間に相場のわずかな動きを判断し、売買の注文を出す必要があります。
少しの遅れや判断ミスが損失に繋がりやすいため、取引中は相場から一瞬も目が離せません。
これは、片手でお味噌汁を作りながら…なんて絶対に無理です。笑
周囲の音が気にならない、邪魔が入らない環境と、持続する高い集中力が必要です。
ストレスも大きい
一回の取引で狙う利益は小さいですが、その分取引回数が多くなります。
また、相場が思惑と反対の方向に動いた場合、損失が大きくならないように素早く「損切り」(損失を確定させること)を行う必要があります。
小さな損切りが連続したり、大きな値動きに翻弄されたりすると、精神的にこたえることもあります。
常に冷静な判断が求められるため、精神的な負担は大きくなりがち。
まとまった時間が必要
一回の取引は短いですが、相場に「動き」があってチャンスが生まれる時間帯(例えば、主要な経済指標の発表時や市場のオープン・クローズ前後など)に、集中してパソコンやスマホに張り付く必要があります。
お子さんがお昼寝している間の数十分とか、夜家族が寝静まった後とか、確実に集中できる時間帯を継続的に確保できるか、が鍵になります。
日によって相場の動きが違うため、予想外に時間がかかることもあります。
スピードが命
スキャルピングは、相場の小さな動きを捉えるため、取引ツール(FX会社の提供する取引画面やアプリ)の操作に慣れて、素早く注文を出せる必要があります。
また、約定スピード(注文が成立する速さ)も重要になるため、安定したインターネット環境や、約定力の高いFX会社を選ぶことも影響します。
私たち主婦にとって、こうした「邪魔が入らない集中時間」を確保したり、ハイペースな取引によるストレスを乗り越えたり、冷静な精神力を保つのは、容易なことではありません。
だからこそ、スキャルピングは、万人におすすめできる手法ではないのです。
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スキャルピングで使うツールと「鉄板」分析の視点(マニアック入門)

スキャルピングでは、数秒や数分といった非常に短い時間の価格の動きを読み解く必要があります。
そのため、チャートとテクニカル分析が不可欠なツールになります。
テクニカル分析とは、相場の過去の価格や出来高といったデータを分析して、将来の価格を予測しようとする方法です。
技術分析という考え方は、相場の過去の値動きから未来を予測しようとするもので、長年多くのトレーダーに使われています。
スキャルピングでよく使われる、超入門的なテクニカル分析の視点をいくつか紹介しますね。(これは奥深い世界なので、今回は触りだけ!)
チャート
価格の動きをグラフにしたローソク足を使います。
スキャルパーは、1分足や5分足といった、短い時間のローソク足を見て素早く判断します。
短い時間足ほど細かな価格変動が確認できますが、ノイズ(ノイズ)も多くなります。
移動平均線
一定期間の価格の平均を線にしたもの。
短い期間の移動平均線(例:5期間、20期間など)の向きや、複数の移動平均線の並び方から、今の相場の勢いや方向、転換点を読み取ろうとします。
短期線が長期線を上抜ける(ゴールデンクロス)などを買いサイン、下抜ける(デッドクロス)を売りサインとするなど、シンプルな売買判断に使われることがあります。
ボリンジャーバンド
移動平均線の上下に、価格の変動範囲を示すバンドを表示したもの。
価格がバンドの範囲内に収まることが多いという統計的な考え方を応用しています。
価格がバンドの外に出た時などを、買われすぎ・売られすぎと判断し、逆張り(トレンドと反対の方向に取引すること)のサインとするなど、様々な使い方がされます。
RSI / ストキャスティクス
買われすぎか売られすぎかを判断する代表的なオシレーター系指標です。
0%から100%の間で推移し、一般的に70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断されます。
スキャルピングでは、これらの数値が高すぎるか低すぎるかに注目して、相場の反転(逆張り)のサインを探すことがあります。
これらはほんの一例で、スキャルピングには他にも様々な分析方法やインジケーターがありますが、基本は短い時間の価格の動きに素早く反応するためのツールを使うということです。
どのツールを使うにしても、その特徴を理解し、使いこなすための練習が不可欠です。
スキャルピング挑戦前に…主婦が考えるべきこと&私の視点
もしスキャルピングに興味を持っても、「じゃあ明日からやってみよう!」と安易に始めるのは危険です。
ハイリスク・ハイリターンになりうる手法だからこそ、慎重な姿勢が大切です。
まずはデモトレード
実際のリアルなお金を失うリスクなく練習できるのがデモトレードです。
FX会社は、実際の取引ツールとほぼ同じ機能を持つデモトレード環境を提供しています。
まずはデモトレードで十分に操作に慣れて、素早く判断する練習をしましょう。
ここで安定して利益が出せるようになってから、少額のリアルマネーで始めるのが鉄則です。
リスク管理の徹底
スキャルピングは小さな利益を狙う分、損切りを怠ると損失が瞬く間に膨らみます。
必ず損切りルールを決め、それを厳守することが命です。
「いくらまでなら損を許容できるか」を明確にし、機械的に損切りを実行する訓練が必要です。
自分のライフスタイルに合うか
集中できる時間を継続的に確保できるか、短時間での判断や小さな損失が続いても感情的にならない精神力があるか…。
ご自身の性格や生活に合っているか、冷静に考えることが大切です。
忙しい日常の中で、無理なく続けられるか、ストレスになりすぎないか、といった視点も重要です。
自分のライフスタイルや性格に合った副業スタイルを見つけることが、ゆるっと続けるためには一番大切だと改めて感じています。
スキャルピングも、知識として知っておくのは良いですが、ご自身に合うかどうかは慎重に見極めてください。
まとめ:宝くじ感覚の「ゆる投資」、一歩踏み出してみる?
FXのスキャルピングは、短い時間で取引を繰り返し利益を狙う、集中力と素早い判断が必要な手法です。
テクニカル分析といった専門的な知識も必要となり、リスクも伴います。
宝くじ感覚のゆる投資とは性質が異なります。
もし興味を持ったとしても、気軽にリアルマネーで始めるのではなく、まずはデモトレードで十分に練習し、自分に合っているか冷静に判断することが大切です。
様々な投資手法や副業の形を知ることは、自分に合った道を見つけるための大切なステップ。
スキャルピングもその一つとして知識に入れておくのは良いですね。
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