【アロマテラピー超入門】シリーズも、いよいよ3回目!
前回(第2弾)は、精油の香りを簡単に楽しむ「芳香浴」の方法をご紹介しました。
ティッシュやマグカップで、気軽にアロマの香りを楽しめるようになりましたか?✨
「香りを嗅ぐだけでも癒やされるけど、もっとアロマテラピーを生活に取り入れてみたい!」 「精油を使って、何か簡単なものを作ってみたい!」 そんな風に感じているあなたへ。
今回は、いよいよ実践編です!
精油を使って、お家で簡単にできる**「癒やしのセルフケアアロマ」のレシピを3つ、ご紹介しますね。
自分で作ったアロマグッズで、心と体を優しくケアする時間…想像しただけで、なんだかワクワクしませんか?💖
初心者さんでも安心してトライできるよう、使い方や注意点も丁寧にお伝えしますので、ぜひチャレンジしてみてください!
香りをまとう、感じる♪ アロマテラピーを「体験」するステップへ
前回までは、主に香りを「嗅ぐ」ことで楽しむ方法をご紹介しました。
今回は一歩進んで、希釈した精油を肌に触れさせたり、お風呂で香りを全身で感じたりと、アロマテラピーをより深く「体験」してみましょう!
ここで、とっても大切な安全ルールをもう一度おさらいです!
それは… 「精油は、基本的に薄めて(希釈して)使うこと!」
覚えていますか?(超入門①でも触れましたね!) 精油は植物のパワーが凝縮されているので、そのままお肌につけると刺激が強すぎることがあります。
お肌に使う場合は、必ず「キャリアオイル」と呼ばれる植物油で薄めてから使いましょう。
キャリアオイルとは、精油を運んで(carryして)お肌に届けてくれるオイルのこと。
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどが代表的ですが、最初はキッチンにある質の良いオリーブオイルや太白ごま油(※香りがないもの)少量で試してみてもOKですよ。
お肌に使う場合の基本的な希釈濃度は、「1%以下」が目安です。
難しく考えず、まずは「キャリアオイル10ml(小さじ2杯分)に対して、精油1~2滴」と覚えておけば大丈夫👌
この「希釈」のルールを守ることが、安全にアロマテラピーを楽しむための、とっても大切なポイントです!
【簡単レシピ】お家でできる♪ 癒しのセルフケアアロマ3選
さあ、お待たせしました!
いよいよ簡単なアロマ活用レシピのご紹介です♪
どれも身近な材料で、すぐに作れるものばかりですよ。
① 1日の終わりに極上リラックス♪「手作りアロマバスソルト」

まず最初は、お風呂でアロマを楽しむ「アロマバスソルト」。
簡単なのに、いつものバスタイムが、まるでスパにいるようなリラックス空間に早変わりしますよ🛁✨
【材料】
- 天然塩(またはエプソムソルト)… 大さじ3~4杯(約50g)
- お好みの精油 … 1~5滴
【作り方】
- 小皿などに天然塩を入れ、そこへ精油を垂らして、よく混ぜ合わせます。
- 浴槽にお湯を張ったら、①を入れて、よくかき混ぜてから入浴します。
【おすすめ精油】
- リラックスしたい夜に
ラベンダー、カモミール・ローマン、オレンジ・スイート - スッキリしたい朝風呂に:
グレープフルーツ、ローズマリー
【ポイント&注意点】
- 精油は水に溶けにくいので、必ず先にお塩と混ぜてからお湯に入れるのがポイント!
これで精油がお湯に広がりやすくなります。 - 肌が弱い方は、精油の量を少なめ(1~3滴)から試してみてくださいね。
- 残り湯はお洗濯に使わず、入浴後は浴槽を軽く洗い流しましょう。
② シュッとひと吹きで気分転換♪「簡単アロマスプレー」

次にご紹介するのは、お部屋やリネン類にシュッと吹きかけて、香りを楽しむ「アロマスプレー」。
気分転換したい時や、お部屋の空気をリフレッシュしたい時に大活躍します!
【材料】(50ml分)
- スプレー容器(※遮光性のあるものがベター)
- 無水エタノール … 5ml (薬局などで購入できます)
- 精製水(またはミネラルウォーター)… 45ml
- お好みの精油 … 5~10滴
【作り方】
- スプレー容器に無水エタノールを入れ、そこへ精油を加えてよく振り混ぜます。(※エタノールが精油を水に混ざりやすくしてくれます)
- 精製水を加えて、さらによく振り混ぜたら完成!
【おすすめ精油】
- リフレッシュ・消臭に
ペパーミント、レモン、ユーカリ、ティートリー - リラックス・安眠に
ラベンダー、ゼラニウム、ベルガモット(※光毒性に注意) - お部屋の空気をきれいにしたい時に
ティートリー、ユーカリ、レモン
【ポイント&注意点】
- 使う前には、毎回よく振ってからスプレーしましょう。
- 水を使っているので、1~2週間を目安に早めに使い切ってくださいね。
- 顔や食品、ペット、革製品、ニス塗りの家具などには直接スプレーしないでください。
- 布類に使う場合は、目立たない場所でシミにならないか試してから使いましょう。
優しくお肌をケア♪「シンプルアロママッサージオイル(またはボディオイル)」

最後は、希釈した精油をお肌に直接塗ってケアする「アロママッサージオイル(ボディオイル)」です。
自分で優しくマッサージしたり、お風呂上がりの保湿に使ったり。
香りと優しいタッチで、心も体もほぐれますよ💆♀️
【材料】(1回分・約1%濃度)
- キャリアオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)… 10ml(小さじ2杯)
- お好みの精油 … 1~2滴
【作り方】
- キャリアオイルを小皿などにとり、そこへ精油を加えて、指や小さなヘラなどでよく混ぜ合わせます。
【おすすめ精油】
- リラックス・おやすみ前に
ラベンダー、フランキンセンス、カモミール・ローマン - お肌のケア・バランスを整えたい時に
ゼラニウム、フランキンセンス、ラベンダー - 気分を明るくしたい時に
オレンジ・スイート、グレープフルーツ(※光毒性に注意)
【ポイント&注意点】
- 必ずパッチテストを!
初めて使う精油やキャリアオイルの場合は、作ったオイルを腕の内側の柔らかいところに少量塗り、24~48時間様子を見て、赤みやかゆみが出ないか確認してから使いましょう。
これは、安全にアロマテラピーを楽しむための、とても大切なステップです。 - 公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)も、精油を肌に使用する際の注意点として、 「必ず植物油などで1%以下に希釈して用いること(顔への使用はさらに低い濃度で)」や「使用する前に必ずパッチテストを行うこと」 (出典:公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)ウェブサイト 「アロマテラピーの注意点」等のページを参照) を推奨しています。
しっかり守って、安全に楽しみましょうね! - 作ったオイルは、その日のうちに使い切るのがおすすめです。
手作りアロマを楽しむ上での「大切な約束ごと」
簡単なレシピとはいえ、精油は自然のパワフルな恵み。楽しむ上で、いくつか大切な「お約束」を心に留めておきましょう。
- 希釈濃度を守る
特に肌に使う場合は、濃度が高すぎると刺激になることがあります。 - パッチテストを行う
初めて使うものは、必ずお肌との相性を確認しましょう。 - 飲んだり、目に入れたりしない
基本中の基本ですが、改めて! - 品質の良い精油を使う
100%天然の、信頼できるお店で購入したものを使いましょう。(超入門①参照) - 保管方法に気をつける
精油や手作りしたものは、光や熱、空気に触れると劣化しやすいので、冷暗所に保管し、早めに使い切りましょう。
手作りしたものには、作った日付と内容をラベルに書いておくと分かりやすいですよ♪ - 少量ずつ作る
手作りアロマグッズは保存料が入っていないので、たくさん作らず、こまめに作るのがおすすめです。
次回予告|アロマの世界、もっと広がる!お悩み別活用法?
さて、【アロマテラピー超入門③】では、いよいよ精油を使った簡単なセルフケアレシピをご紹介しました。
これであなたも、立派なアロマ生活の第一歩を踏み出しましたね!✨
次回の【アロマテラピー超入門④】では、もう少しステップアップ!
「イライラした時には?」「ぐっすり眠りたい時には?」「集中したい時には?」など、主婦の日常でよくあるお悩みに合わせて、「どんな精油を選んで、どう使えばいいの?」という、目的別のアロマ活用法について、詳しくお話ししていきたいなと思っています。
アロマの世界が、もっともっと広がっていきますよ!お楽しみに♪
まとめ|手作りアロマで、もっと豊かな毎日を!
今日は、【アロマテラピー超入門】シリーズの第三弾として、初心者さん向けの精油を使った簡単なセルフケアレシピを3つご紹介しました。
- アロマバスソルトで、リラックスバスタイム♪
- アロマスプレーで、シュッと気分転換♪
- アロママッサージオイルで、優しくセルフケア♪
精油と身近な材料で、こんなに簡単に自分だけの癒やしグッズが作れるなんて、素敵ですよね!
大切なのは、安全ルール(特に希釈とパッチテスト!)を守りながら、楽しんでみること😊
ぜひ、お気に入りの香りを見つけて、あなただけのアロマグッズ作りとセルフケアタイムを楽しんでみてくださいね!